女子学生にもおすすめ大学院機械工学専攻１年・松本香南さん
工学部各学科の魅力を学生たちに語ってもらう「コウガクの魅力発見」。今回は、今年春に日本機械学会でベスト・プレゼンテーション・アワードに輝いた松本香南さん（大学院工学研究科機械工学専攻１年）に、機械工学科（2022年より機械システム工学科）の魅力を語ってもらいました。
――機械工学科を選んだきっかけは？
ディズニーランドでエレクトリカルパレードを見ていた時、「これを実現する仕事がしたい」と強く思ったのがきっかけです。ちょうど私の隣にいた子どもが直前まで大泣きしていたんです。ところがパレードがやってきた瞬間にものすごい大きな笑顔になって。その様子を見たときの感動が大きなきっかけになりました。
それから、父からも「これからは理系の時代だよ」と強く勧められたのも理由の一つです。高校生の頃から、「英語が勉強できる学科もいいな」と思っていたのです。ただ、医療機器にも興味があったし、手足を動かして何かをすることも好きだったので、それなら機械工学科がいいだろうと進路を決めました。
――機械工学科の魅力はどんなところですか？
カリキュラムの自由度が高いのが魅力ですね。もちろん必修科目もあるのですが、他の工学系の学科に比べると学生自身が学びたい授業を自由に選べます。そのため、他学科や語学の授業もたくさん取ることができるんです。
私はもちろん、英語科目をたくさん取ったのですが、友人には中国語の授業を取って、流ちょうに話せるレベルになった人もいます。
あと、機械工学科の先生は親身になって指導してくれます。学生の名前もきちんと覚えてくれていますし、授業の後に質問に行っても分からないところを丁寧に教えてくれます。昨年、コロナウイルスの影響でオンライン授業になった時にも、授業後に質問タイムを設けてくれるなど、学生が苦労しないような配慮をしてくれました。そのおかげで、あまり不自由を感じずに済みました。
――工学部の女子学生は大変ではないですか？
むしろメリットの方が多いと思います。企業も女子学生を求めていて、女子学生限定の就職活動イベントもあるほどです。
機械工の中での縦のつながりもしっかりしています。女子学生だけのグループチャットがあり、上級生ともつながっているので、勉強や研究・就活などで困ったことがあってもすぐ相談できます。卒業生の方もいろいろな業界で活躍していて、就職活動の時にもサポートしてもらえます。むしろ機械工は、女子学生にお勧めですよ。
――そのほかに機械工の特徴は？
積極的に学会で発表させてもらえることですね。学会発表は、準備こそ大変なのですが、適切な話し方やプレゼンテーションのまとめ方など、いろいろなことが学べます。学会に参加したことで、就職活動を戦い抜く力が磨けたと感じています。
――高校生へのメッセージをお寄せください。
繰り返しになりますが、機械工学科は女子学生にお勧めです。
もちろん女子学生の数が少ないため、入学前には不安を感じるかもしれません。でも大学院まで通っている中で、私自身が嫌な思いをしたことはほとんどありません。少ない女子学生の中にも気の合う子は必ず見つかりますし、男子学生もサポートしてくれるので、むしろこの学科にしてよかったと思うことの方が多いくらい。先生方も優しいので安心してお勧めできる学科です。
【機械システム工学科紹介ページ】
http://www.tec.u-tokai.ac.jp/course_02
【松本さんの日本機械学会関東学生会受賞記事】
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-engineering/news/3145/（東海大学オフィシャルサイト）