2019.06.10
古代アンデス楽器の演奏実験応用化学科の秋山教授協力で3Dレプリカ作成
本学の文化社会学部、工学部、マイクロ・ナノ研究開発センター、
文化社会学部アジア学科の山花京子准教授を中心とする研究グループでは、昨年度より、本学イメージング研究センターでアンデス・コレクションの土器の内部構造を調査するためにX線CTスキャンを行っています。その過程で、いくつかの土器は楽器の役割を果たすことが明らかになりました。それらの土器のうち、「多列笛」(ナスカ文化期)、「ほら貝」(モチェ文化期)、「トランペット」(レクワイ文化期)、「男性彩画把手付双胴壺」(ワリ文化期)の4点の樹脂製の3Dレプリカを工学部応用化学科の秋山泰伸教授の協力のもと作成しました。
演奏実験は5月27日に開催され、イメージング研究センターのX線CTスキャンによって得られたデータを、マイクロ・ナノ研究開発センター(MNTC)の喜多理王教授(理学部物理学科)の研究室に所属する学生らが計算して共振周波数と音階を予測し、その理論値とレプリカの実際の音を比較するために行われました。
https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/letters/news/detail/d.html