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2019.05.13 土木学会関東支部技術研究発表会で優秀発表者賞を受賞 
工学研究科土木工学専攻2年次生・瀧川瑞季さん 

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2019.05.13

土木学会関東支部技術研究発表会で優秀発表者賞を受賞 
工学研究科土木工学専攻2年次生・瀧川瑞季さん 

大学院工学研究科土木工学専攻2年次生の瀧川瑞季さん(指導教員=土木工学科・伊達重之教授)が、3月13、14日に群馬県前橋市で開催された第46回土木学会関東支部技術研究発表会で優秀発表者賞を受賞しました。同研究会は、土木工学や土木技術に関する研究成果などを発表する機会として毎年開かれているものです。7部門にわかれて実施されており、各部門の発表者のうち若手研究者による優秀な発表に優秀発表者賞が贈られています。

【タイトル】

化学混和剤への熱刺激による分子量の変化とフレッシュ特性への影響

【研究概要】

今回受賞したのは、コンクリート施工時に用いられる化学混和剤の性能をより効果的に発揮させる手法の開発を目指す研究です。これまで施工現場では、混和剤が加熱されると分散効果が向上することが知られていましたが、瀧川さんはそれを科学的に証明。今回の発表では、混和剤の加熱前後でコンクリートの分子サイズが変わっていないことから、加熱しない場合では死渇(活性化していない)状態の混和剤が活性化したことで性能が向上したことを報告しました。

【コメント】

これまでは、混和剤の加熱によって分子構造が変わってしまっているのではないかとの疑問もありましたが、今回の成果によって既存の混和剤の性能がより引き出された結果であることが確認できました。研究では、マイクロナノ研究開発センターの喜多理王教授(理学部物理学科)や佐々木海斗研究員にも大変お世話になっており、この成果を出せたのもお二人のおかげです。今後もさまざまな企業の意見も取り入れつつ、施工現場で活用できるようにするため、一歩でも研究を前に進めていきたいと考えています。

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