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2019.05.13 土木学会全国大会で優秀講演者を受賞 
大学院工学研究科2年・山崎竜治さん

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2019.05.13

土木学会全国大会で優秀講演者を受賞 
大学院工学研究科2年・山崎竜治さん

大学院工学研究科建築土木工学専攻2年次生の山崎竜治さん(指導教員=土木工学科・伊達重之教授)がこのほど、平成30年度土木学会全国大会第73回年次学術講演会で、優秀講演者賞を受賞しました。昨年8月29日から31日まで、北海道大学で開かれた同学会に参加した若手研究者の中から、優秀な発表を行った者に贈られる賞です。

【研究テーマ】

プレキャストコンクリートの表面気泡に及ぼす撥水性離型剤の効果

【研究概要】

プレキャストコンクリートは、工場であらかじめ所定の形状にコンクリートを固めたものを現場で施工する次世代の技術として注目を集めています。施工現場では組み立てだけを行うため、工期の短縮につながるなどのメリットがあるものの、現在主流の方法では型枠から外した時に、表面に気泡が生じやすいといった欠点があります。

山崎さんは、その原因を型枠とコンクリートの間(界面)が濡れやすいことが原因ではないかと仮定。型枠に撥水性の塗料を塗布したものを使い、蒸気養生したところ、表面が平滑で美しいものが作れることを明らかにしました。

【コメント】

参加した「新施工法」のセッションでは、学生の発表者が私だけだったので、受賞を聞いた時には本当に驚きました。今回発表した方法を使うと、劇的に効果があがることもあり、材料メーカーの方からもたくさんの質問が寄せられ、この研究への期待の大きさを肌で感じました。

―大学ではどんなところが成長しましたか?

すべての力が伸びたと思います。特に論理的に話す力はものすごく伸びました。研究室では、ゼミの定例会だけでなく、先輩や先生、企業の方などいろいろなタイプの人と話す機会があるんです。就職活動の時にも「他大学の人より、自分は目上の人と話すのに慣れている。それができる環境でよかった」と思いました。

-研究室の魅力はどんなところですか?

「明るく、さわやかに、自己主張」というのが先生のモットーなのですが、とにかく学生同士で意見を言い合い、成長できることですね。あと、同じ研究室のほかの学生の研究も知る機会があるので、広い視野が持てると思います。

あと、先生が常に言っている「ただ大学を卒業するだけでは、社会で活躍できないよ」という言葉はいつも胸に刻んでいます。とにかく、学生のうちにできる限りのスキルを磨いて、助走をつけて社会に出られるようにする。例えば目上の人とのコミュニケーション力やプレゼン力では誰にも負けない力をつけておく、そうすれば、同年代のほかの人よりも一歩も、二歩も先に進める。この研究室には、それを磨く環境があるし、できると信じています。

-将来の夢は?

工学部なので、「社会で使えるかどうか」が大事だと思っています。卒業までしっかり研究を続け、「この型枠を使ったら、半永久的にきれいなものが作れたよ」といってもらえるような手法を見出したいですね。

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