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2021.06.30 化学とマイクロ・ナノシステム学会で優秀発表賞
大学院総合理工学研究科総合理工学専攻博士課程4年・榛葉健汰さん

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2021.06.30

化学とマイクロ・ナノシステム学会で優秀発表賞
大学院総合理工学研究科総合理工学専攻博士課程4年・榛葉健汰さん

大学院総合理工学研究科総合理工学専攻博士課程4年次生の榛葉健汰さん(指導教員=工学部機械工学科・木村啓志准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター兼務))が5月17日、18日にオンラインで開催された「化学とマイクロ・ナノシステム学会」第43回研究会で優秀発表賞を受賞しました。同研究会は事前に実施された動画でのショートプレゼンテーションによる1次審査を通過した研究者がポスター発表での最終審査に臨み、その成果やポスターの完成度、プレゼンテーション技術などを再度、審査されるものです。今回は80件を超える発表の中から6件の優秀発表賞が選出されました。

【受賞概要】

榛葉さんは、「オンチップポンプ型多臓器Microphy siological System(MPS)を用いた臓器間相互作用の評価」のテーマで受賞しました。木村研究室では生体模倣システム「MPS」の開発とそれを用いた創薬研究を展開しています。MPSは、生体内環境を模したマイクロ流体デバイスでさまざまな臓器の細胞を培養できるだけでなく、細胞の機能を維持・向上させることができます。創薬研究の分野では、動物実験の代替法として期待されています。しかし、このシステムを利用するためには、細胞の栄養を含む培養液をMPSに送るためのポンプやチューブとの接続において熟練した技術や知識、経験が必要とされてきました。榛葉さんは、その課題解消に向けて、従来の細胞培養プレートにポンプやマイクロ流路を内蔵し、これまでよりシンプルで扱いやすくした「スターラポンプ集積型多臓器MPS」を開発。今回の研究ではこの装置を使って取り組んだ薬剤の吸収や代謝を担う小腸・肝臓の二臓器間相互作用の評価結果について発表しました。

【記事の詳細は下記のサイトをご覧ください(東海大学オフィシャルサイト)】

https://www.u-tokai.ac.jp/ud-engineering/news/5436/

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