〉〉東海大学オフィシャルサイト
東海大学 工学部 School of Engineering Tokai University MENU
TOP > 学校生活 > 

2019.12.26 日本金属学会で優秀ポスター賞を受賞
工学研究科機械工学専攻1年・常盤蓮さん

学校生活

CLOSE

2019.12.26

日本金属学会で優秀ポスター賞を受賞
工学研究科機械工学専攻1年・常盤蓮さん

大学院工学研究科機械工学専攻1年次生の常盤蓮さんが、9月11日から13日に岡山県で行われた日本金属学会秋季講演大会で優秀ポスター賞を受賞しました。

【受賞概要】

大会期間中のポスターセッション発表者から、優秀なポスターと発表者に対して贈られるものです。今回は254件の発表者の中から45件が受賞しましたが、私立大学からの受賞は常盤さんを含め2件のみです。

【研究概要】

電気を通すとその周波数に応じて振動したり、水素を吸収・発散したりする性質を持つ「磁歪材料」を研究しています。磁歪材料は、その性質からロボットや次世代自動車のモーターなどの駆動部分への応用が期待されていますが、一般的に希少金属が使われているため高価になるといった特徴があります。

常盤さんは、より安価なコストで作製が可能であるサマリウムと鉄でできる合金の薄膜に着目。薄膜を作製後に微量の水素を含ませるとエネルギー変換効率を向上させられ、さらに温度や圧力を人為的にコントロールしなくても歪みを制御することで水素を吸収する性質を持つことを明らかにしました。また今回の発表では、実用の際に重要となるさびを防止するために使うコーティング材の特性について分析した結果も報告しました。

【受賞のコメント】

物事を観察しているとその背景にある原理が気になり、調べつくさないと気がすみません。4年次生の終わりにこの研究を始め、どんどんはまっていっているように感じています。もちろん期待通りの実験結果が出なくて苦しい時もありますが、研究に没頭することは私自身にとってものすごく大きなメリットがあると思っています。

東海大では湘南キャンパス17号館の高度物性評価施設やイメージング研究開発センターにあるさまざまな分析機器を自由に使えるので、知識の吸収スピードも、学部生のころより早くなっていると実感しています。

研究室にも学生の自由な発想を大事に、『とにかくやってみよう』という雰囲気があり、日常的にも議論する機会があるのも魅力です。おかげで、今回の学会発表でもほとんど緊張しませんでした。次は海外での学会発表を目指しているので、とにかく行けるところまで突っ走りたい。

トップへもどる