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2021.01.28 知識が増えると世界が変わる
大学院工学研究科応用化科学専攻2年・矢吹隼人さん

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2021.01.28

知識が増えると世界が変わる
大学院工学研究科応用化科学専攻2年・矢吹隼人さん

社会にあふれるさまざまな課題に挑み、未来を切り拓く力を磨く――。機械や化学、電気通信に建築・土木、航空宇宙、エネルギーなど「工学」がかかわる幅広い分野を学べる東海大学工学部。そのフィールドを活用し活躍している学生たちに突撃取材! 大学院工学研究科応用理科学専攻2年でわずかな温度変化で発電できる新素材「熱電素子」の研究に取り組んでいる矢吹隼人さん(指導教員=工学部材料科学科・高尻雅之教授)に、大学での学びの面白さを語ってもらいました。

 

―工学の面白さはどんなところにありますか?

今までだれも見たことのないものを作り出していく過程がなにより楽しいですね。高校までは授業で教わったことを吸収していく感じでしたが、大学で研究室に入ると、それまでの授業で学んだ知識を使いつつ、新しい知識を自分なりに身につけ、考えていく機会がとても増えます。知識が増えると見える世界が変わってきて、さらに面白くなっていきます。

―材料科学学科を選んだ理由は?

私たちの生活のすべての土台になるのが材料だと思ったのが最大の理由です。例えば自動車を軽量化しつつ強度を保てる新素材が生みだせれば燃費を飛躍的に向上させられます。私が研究している熱電素子も、さまざまなセンサに取りつければ、電池や充電が要らない「自律型センサ」をつくれるようになります。この幅広さは「材料科学」ならではの魅力ではないでしょうか。

―研究の魅力を教えてください

私は熱電素子の材料となる合金の製造方法を研究しているのですが、複数の原材料を混ぜ合わせて新しい合金をつくることに魅力を感じています。合成の可能性は無限大で、自分なりに発想したことを実験で試していくと必ず新たな発見が生まれます。その発見を求めてまた新しい方法を発想する。そのサイクルに魅力を感じています。そして何より、よい成果が出た時は最高の達成感を味わえます。これは、理系だからこそ味わえる楽しみですね。

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●矢吹さんが研究する「熱電素子」

矢吹さんは、ビスマステルルという合金とカーボンナノチューブを使った、新しい熱電素子材料の開発に取り組んでいます。この2つの材料を使った素子の製造法は明らかになっていませんでしたが、原材料を事前に混ぜ合わせて高温・高圧をかけると熱電素子として合成できることを発見。その成果をまとめた論文が、科学ジャーナル昨年10月12日に、科学ジャーナル『Scientific Reports』電子版に掲載されました。なお矢吹さんはこの技術で特許も取得しています。

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