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2019.12.24 二酸化炭素から、エネルギーとして使えるメタンをつくる【3/3】
大学院工学研究科・谷田貝昴平さん

研究紹介

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2019.12.24

二酸化炭素から、エネルギーとして使えるメタンをつくる【3/3】
大学院工学研究科・谷田貝昴平さん

二酸化炭素を資源に変える研究に取り組んでいる源馬講師の研究室。学生たちはそれぞれの興味関心を大切にしながら、最先端の研究に取り組んでいる。そんな中、谷田貝さんは、二酸化炭素をメタンに変換するボールミリング法の研究で国際的な学術雑誌に論文が掲載されるなど、大きな成果を収めている。

科学はすべてつながっている、未知のすべてが楽しい

 

源馬先生の研究室で、日々、二酸化炭素からメタンを作る研究に取り組んでいる谷田貝昴平さん(大学院1年生)。

「仮説を立てて実験をする。思った通りメタンができたら、その瞬間は“できた!”と高揚しますが、すぐに冷静になる自分がいます。“本当に大丈夫かな?」と。メタンができることはわかったものの、そのメカニズムのすべては解明できていない。だから何度も実験を繰り返し、ポットの中で反応した合金試料をナノレベルで調べたりする。

大学の入学当時から水素に興味があったという谷田貝さん。入学して気づいたのは「学びに分野は関係ない。すべての事象はつながっている」ということだった。「研究というのはすぐに結果が出るものではないので、大変な面はあります」

これまでの実験では、最長で合計80時間、水素吸蔵合金を入れた容器をかくはんし続ける実験も行っている。やらされているのではない。自分の頭で考えたことが正しいか、試してみるしかないから試す。原動力は未知に挑むワクワク感。時には思い通りの、時には思わぬ結果が出る。そのすべてが新しい発見であり、楽しいという。学会にも積極的に出席し、論文にも挑戦する。

やりたいことはやる、テリトリー外で挑戦してみる

「そのときどきにしかできないことがある。やりたいと思ったことにはどんどん挑戦して、いろいろ経験したらいい。外国での学会のときなど、準備が大変でブルーになったりすることもあります。でもやりきったとき、やってよかったなって実感します」(谷田貝さん)。 

ドイツとサウジアラビアでの研究経験がある源馬先生もいう。どちらの国も国際色豊か。日本の常識は通用しない。ひとつひとつ、自分で考え実践し、切り拓いていくしかない。でも、自ら積極的に動けば、周囲に専門家として認められ、尊重してもらえる。

「日本にいても学べることは多いけれど、自分のテリトリーを出ることでしか学べないこと、できない経験があります。それが研究も人生も豊かにしてくれる。さまざまな選択肢があることも、日本で学生をしている特権です。それを生かしてほしいですね」

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